ソムリエYosukeのワインコラム - ソフィア

こんばんは。

ソムリエのYosukeです。

今夜紹介するのは、ロゼのスパークリングワイン。

手掛けたのは、フランシス・コッポラ。世界的な映画監督である彼の代表作はやはり「ゴッドファーザー」でしょうか。そんな彼が娘の「ソフィア・コッポラ」の結婚に際して目いっぱいの祝福と愛情をこめて作り上げた一本こそが本日のワイン「ソフィア ブリュット・ロゼ モントレー・カウンティ」です。

はじめにお伝えしておきたいのですが、映画監督が片手間で造ったワインと判断するべきではありません。飲めば感じられる酸と泡の絶妙なバランス。繊細に考えられた丁寧なブレンドと醸造法。愛情を感じる柔らかかつエレガントな味わい。細部までこだわり作り上げられたエチケットやボトルデザイン…など、非常に完成度が高い一本です。

まずは外観ですが、淡いサーモンピンク。見た目にも辛口で爽やかなロゼかなと感じる、綺麗に澄んだ色味です。立ち上る泡がグラスの中に描く綺麗なラインに、引き込まれます。

香りはというと、白いお花を思わせる、華やかながら凛としたアロマ。「可憐ながらも芯がしっかりして、背筋がぴんと伸びた女性」…のようなイメージでしょうか。

そしてグラスに注いだ瞬間、その豊かな泡に驚かされます。スパークリングワインはやはり泡のニュアンスも楽しみたいところ。世の中にはバチバチとした炭酸ガスを注入して造られるようなスパークリングワインもたくさんある中で、ふわりと軽やかに湧き上がる柔らかな泡には、「醸造家の繊細なこだわり」と「フランシス・コッポラが父親として見せる慈愛に満ちた表情」その両方を感じます。

そして口当たりに感じるのは、水晶を舐めたかのようなキリっとした硬めの辛口ニュアンス。“ミネラル感”とも表現されるようなドライな味わいです。この柑橘系の酸味に、豊かな泡が実によくマッチします。

緩やかに後を引く長めの余韻がまた味わい深い…フィニッシュに残るのは、チェリーやイチゴなど、赤系果実の酸味。

本ワインには白葡萄・黒葡萄両方の両方が使用されており、そしておそらくこの余韻は「黒葡萄のピノ・ノワール」からもたらされる表情かと思います。

メインに使用されている黒葡萄「ピノ・ノワール」の存在感に、20%程度加えられた白葡萄「シャルドネ」から生まれる酸味と華やかなアロマが絡み合い…総じて丁寧でバランスよく考えられたロゼスパークリングだという印象の一本ですね。

そのシャープな酸とあわせて生魚のお料理とあわせるのはもちろん、ちょっとしたお肉料理にも負けない存在感も。

また当然、その華やかな外観からもうかがえるように乾杯の一杯とするのも大正解であると言えます。

幅広いシチュエーションやお料理と楽しんでみたいですね。

 

 

■製法“シャルマ方式”

スパークリングワインを造る際に用いられる製法には、いくつか種類があります。

そのなかのひとつが、「シャルマ方式」。この「ソフィア ブリュット・ロゼ モントレー・カウンティ」に用いられた製法です。

ちなみにそのシャルマ方式の対となるスパークリングワインの製法はというと、やはり“シャンパーニュ方式”でしょうか。

広く名の通った「シャンパーニュ」を冠した製法に比べると、“シャルマ方式”という呼称はいかにも見劣りする…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうでもないのです。

ワイン用ブドウには様々な種類があり、また、個性があります。その中でも品種自体がはっきりとした個性やアロマを有する葡萄は「アロマティック品種」と呼ばれ、世界中でたくさんのアロマティック品種が素晴らしいワインを産み出しています。

そして、このシャルマ方式を用いた醸造は葡萄品種本来の華やかな香りを閉じ込め、豊かな香りをワインに反映させることに関して非常に優れた製法なのです。

先ほどテイスティングコメントで触れさせていただいたようなエレガントな香りは、おそらくこの「シャルマ方式」での醸造なしには生まれなかったものでしょう。

いかがでしたでしょうか。

徐々に暖かくなってくる春先に、お外のテラス席で明るい時間からロゼスパークリング…なんて、最高の贅沢だと思いませんか?また、色味、エチケット、ボトルデザイン、泡立ち等々…どこをとってもSNS映えする要素が満載。ご自身のSNSアカウントにアップして楽しんでみるのもとても面白そうですね。

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Francis Ford Coppola Winery Collection